プレートと地震、火山
地球の表面は厚さ数10〜200km程度の固い岩石の層で覆われ、その層はいくつかのブロックに分割されている。この板状の固い岩石の層をプレートと呼ぶ。プレートの境界ではプレート同士の押し合う力が地震を発生させる(プレート間地震と呼ばれ、海溝付近で発生する海溝型地震と呼ばれるものもこのひとつ)。このタイプの地震の中にはマグニチュード8クラスの巨大地震も含まれる。プレート同士の押し合いの結果、プレートの内部にもひずみがたまり、地震を発生させる(プレート内地震と呼ばれ、活断層による内陸地震もこの種類)。また、陸と海のプレートの境界では、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込んでいくことが多く、この沈み込んだ海のプレートの内部にも地震が発生する(深発地震)。また、プレートの沈み込みは、火山の原因となるマグマを発生させる。プレートの運動は、世界の地震・火山活動の源なのである。下図はこれらを模式的に表したものである。
気象庁のホームページ、福岡県防災安全課のホームページより引用しています