2023年01月24日
積雪等の影響により長時間停電が継続する場合、消防用設備等の非常電源と
して蓄電池設備や非常電源専用受電設備等を用いている施設は、消防用設備
(屋内消火栓、自動火災警報器、誘導灯)等が有効に機能しなくなる可能性
があります。
〇 消防用設備等に関する事項
施設の関係者は、消防用設備等が作動しない場合に備え、下記のような
対応を行って下さい。
1 消火設備
消火器、簡易消火用具等の設置場所及び使用方法を再確認すること。
2 警報設備
巡回等によりこんろその他火気使用設備・器具の火元の警戒を入念に行う等、
火災の早期発見を図るとともに、警報設備の設置範囲内への連絡及び周知体
制を確保すること。
3 避難設備
避難誘導体制及び避難経路を再確認すること。
〇 危険物施設に関する事項
1 停電時の対処方法を確認の上、適切な管理を実施すること。
2 停電により計装制御系統の機能停止、冷却機能の停止に伴う反応制御不能等
により、異常反応、異常重合、異常分解等から爆発を誘発し、他の施設も停
止する危険があることため、制御電源及び当該電源に必要な燃料等を確保すること。
3 強風等により危険物施設が破損した後、変更許可等の手続きが必要になる場合
があるので、消防本部に相談すること。
〇 その他の一般事項
1 火気管理の徹底
施設の関係者は、電気こんろや電子レンジ等の電気機器の使用中に
停電した際は、通電時に火災が発生しないようスイッチを切ること。
2 119 番通報体制の確保
電話機の状況を確認し、確実な 119 番通報体制を確保すること。
3 避難経路等の確保
避難経路又は消防隊進入経路を確認し、通行ができるように対策すること。
4 エレベーターや遊具等の使用制限
停止するおそれがあるため、予め使用を制限すること。